第9回北京国際映画祭が4月13日から20日にかけて開催されます。今年も恒例の日本映画週間をはじめ、様々な日本映画が登場する予定です。
コンペティション部門に当たる「天壇奨」のノミネート作品の一つとして選ばれているのは、2018年第31回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞を受賞した『半世界』。同作は、とある地方都市を舞台に炭火焼職人の主人公とそれぞれの人生を歩んできた同級生2人が人生も半ばを迎えて残りの人生と向き合っていく様子を描くヒューマンドラマで、『大鹿村騒動記』や『北のカナリアたち』などで知られる阪本順治がメガホンを取り、中国でも大人気の元SMAPの稲垣吾郎が主演を務めています。
一方、今年の「トリビュート部門」では、故・黒澤明監督の名作と、黒澤監督から影響を受けて制作された名作の数々が特集される予定です。なお、昨年の北京映画祭でも、「致敬大師(巨匠に敬意を払う)」と題されたイベントにおいて、黒澤明監督没後20周年にちなみ『七人の侍』(1954)の4Kデジタルリマスター版が上映されています。
今年はさらに、「アニメーション部門」では細田守監督の特集として、2006年 の『時をかける少女』から最新作の『未来のミライ』(2018)までの代表作が一気に登場します。 (ミン・イヒョウ、梅田謙)
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